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[ 戻る ]法華経
2012-07-09 15:11:35 0 Comments
自我偈を訳し色々と宗教について書いていますが
それなら、自我偈だけで苦しみが救われるか?
無理だと思います。
法華経の粋の偈文であり、多くの教典の守護神が
教典の護持者を守るとあるのですが、それは
目を覆い、耳を覆っていた、障りの手枷、足枷
の鎖を断つと言う事です。
具体的に言うと、自分の欲望を最優先させていた人を
正気ずかせる効果があります。
もっと具体的に言うと今までは当たり前と思っていた
自分の行為を「恥」として客観的に見る目を開かせ、
他人のアドバイスなど言われてもどこ吹く風だったものが、
心に響き始める。かたくなだった自分の心が柔軟になり始める。
(この作用の真逆が霊の障りと言われる作用の具体的な姿です。)
有名な誰でも知っている大教団の会長さんも法華経を護持し
登り詰めましたが、彼の運勢を見ると、
初年の苦労、力に溢れ権力と権威を指向する20年、
その後は公難が20年続き、晩年は脳と心の問題で倒れる。
その星とおりの人生を歩んでいます。
いわゆる、解脱だとか、成仏などとは程遠い生き方です。
運勢の枠からは抜けていません。
職業宗教家としてはナンバーワンの成功者ですが
もっと静かに安楽に余生を生きる生き方も
やりようによってはできたかもしれません。
どんな宗教も絶対などという物は無く、
運勢を知っていても、自己管理しなければ
意味をなさない無駄知識になるものです。
宗教は心を解放するもので
こころを解放する知識でお金は儲からないし
病気が治るわけがない。(心に起因する病気は治ると思います)
平安時代の空海さんが現世利益などとオオバかなことを
言ったことが遠因でオウム事件が起きたと
私は思っています。法の器に毒を盛ってしまった。
そういえば日本の政治も高級官僚の顔色をうかがう
貴族政治の末期のような様相です。
平清盛出て来るんでしょうか?
出てきても、庶民としては迷惑な話しです。
「平氏にあらずば人にあらず」じゃ、しょうがありません。
どうなることやら。
そう言えば平家の子女は法華経の信者さんでした。
つとに厳島神社の平家納経は有名ですね。
清盛さんは神社の巫女さんに会いに行っていたと
何かで読んだ事があるのですが調べると
厳島内侍と呼ばれた巫女は本内侍と権内侍に別れ、本内侍は8階級に分けられて8 人の巫女がこれを勤めた。内侍は巫女として神事に携わる一方、貴人の遊女としての役目も果たしていた。清盛の寵愛を受けて安芸御子姫君を産んだ厳島内侍も本内侍の ...
等々調べればいくらでも出てきます。
何時のときでも人の姿は変わりません。
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