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[ 戻る ]怒りについて
2013-05-22 18:18:38 0 Comments
怒りについて質問されたので少し書いておきます
怒り!
誰にでもある感情で絶対に無くす事など出来ない。
これが私の考え方です。
不条理に対する怒り、貧困や犯罪に対する怒りが無ければ、
世の中が家畜の世界になってしまう。
世界が前進たのは怒りのエネルギーがあったからでしょう。
怒りから理想が生まれ、行動から希望が生まれた。
人を愛すると同様、怒りもまた、人としての大切な感情です。
ところで、普段の生活で起きる、怒りに関する事柄。
これは、やっかいで、なかなかコントロールできません。
でも、ちょっと思い出して欲しいのですが、
怒っている時、その対象は「ひとりの個人」でしたか?
命の大切さや、人との絆を、学校の道徳の時間や
マスコミや、ドラマで毎日のように学んでいるはずですが
怒りに駆られるとき、目の前にいる人物はあなたと同じように
命を育み時を経た命ある人ではなくなり
この怒りの原因を作った、憎き敵に変わってしまう。
ただ、忘れちゃうんです。人としての相手の在り方を。
怒りが冷めた時、今度は、相手の全体の姿が見えてきて
後悔したり、それを見ないように今度はさらに蛇蝎のように
嫌ったりと、悪循環です。
個人対個人の関係で怒りが生じたとき、
少しだけ、心に、怒りと冷静さの隙間を作れるようになれば
人間関係は楽になります。
そのためには相手を嫌う自分をもう少し冷静に
自分がどんな怒りを纏って、嫌っているのかを
観察する必要があるかもしれません。
大抵は一点か二点の短所を、その人の
全体の人格として決めつけている場合がほとんどです
それが許せない!
それ以外はどうなんでしょう?
たぶん、あなたと、そう変わらないと思うのですが。
冷静になれば、話し合いも出来るようになります。
星のせいだけにしてしまうのは人としての可能性を
否定する事に繋がります。
そんなことは教えた事もないし、言った事もありません。
その心の葛藤を、忍耐ととるか、寛容ととるか、
忍耐はどうも苦手だという人がほとんどなので
寛容性の修行として取り組んで見て下さい。
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