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[ 戻る ]戦後70年
2015-07-27 18:07:37 0 Comments
戦後70年の節目と言われていますが、
何が節目なのか私にはわかりません。
最近ネットの記事に軍艦、戦闘機等
兵器関連のものが多くなってきているように私には
感じられます。
昨年でしたか、宮崎駿監督の「風たちぬ」は。
「永遠のゼロ」は昨年の映画賞を総なめにしていましたね。
ともに熱い人間たちに戦闘機ゼロ戦が冷たく寄り添う映画です。
これも戦後70年の節目が描かせたものなのでしょう。
戦争と人間はあらゆる文化、文明を思考するときの
最大のテーマです。
そして、多くの人が「時代を超えても人は同じだ」と、
その共通項に納得している。しかし、これでは
「それじゃしょうがないね。」で終わってしまう。
また我々は、現代人としての視点で過去を見て、
わかった気になっている。これが本当に危険なのです。
何を言われても、言い返せません。
先の大戦は、「大日本帝國」が起こした戦争です。
大日本帝国=天皇であり、国民は天皇の赤子(こども)だった。
現在の日本は、国民に主権があり、その代表が議員です。
大日本帝国が侵略した国は、李氏朝鮮と清朝です。
大韓民国でもなければ、中華人民共和国でもありません。
日本帝国にも李氏朝鮮にも清にも国民には主権がなく、
当たり前ですが王様と王を取り巻く貴族=官僚により、
国民の生き死にが決められていました。
それでは、戦い破れ、国が支配されたとき、恨むべき相手は
誰でしょうか?
戦いに敗れた、自らの政治家たちと、その王様ではないのでしょうか。
それが戦争責任を問うべき相手です。
この部分を曖昧にしている限り、どうにもなりません。
敗戦国として
よく、ヴァイツゼッカーを引き合いに出し、先の大戦の
ドイツの戦争責任のとりかたを賞賛する人がいるのですが
ヒトラーは国民の支持で「王様」になった人です。
王様は言い過ぎですが、多くのドイツ国民が自ら選んだ
民衆の代表です。
国民が同罪なのは当たり前のことです。
それでは大日本帝国は、清は、李氏朝鮮は
どうだったのでしょうか。
もし国民レベルの戦争責任を問うのであれば、
まったくのお門違いなのではないのでしょうか?
実際、国民一人一人が抵抗運動ができたはずだ、
主義者たちはそれをやった。
だから我々一人一人にも責任があると、
30数年前よく聞かされたものです。
日教組なども独自の戦争責任の立場に立ち
彼らの言う民主教育をやってきました。
今にして思えば夢と幻想で編まれた幼稚な政治思想です。
先の大戦に関しては、この通りです。
しかし、現在、我々の日本国の主権は国民であり
その代表が議員です。時代が違う。
議員の先生方には無様なチラシをテレビカメラに
差し出し、必死さをアピールする愚にもつかない
パフォーマンスではなく、現代政治の底の底に流れる
本質的な解決をお願いしたいものです。
とりあえず国の代表が胸襟を開いて話し合うこと。
もう一つ、その国の代表を支持する団体の代表達も
同様に話し合うことです。
こんなことは暗々裏に行えば良いことです。
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