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[ 戻る ]自と他
2015-12-23 09:45:31 0 Comments
自と他の関係をここ最近特に強調して書いていますが
もう少し一般的になじみのある占いで考えてみます
易と同根の占いに九星術というのがあります。
八卦の卦の名称を九つの星に置き換え、ここに
「動」の要素と先天、後天盤の不動の要素を
組み合わせたものです。
卜(占術)と相(家相)に関してはとても優れているのですが
命理に関しては浅く占いの範疇を出ないというのが私の見解です。
(方位術としてのコメントを控えさせていただきます。)
ただ、素人の方がこの術を使うとき、暗示で固く縛りつけられ、
どうにもならなくなっている人を時々見かけます。
人事、縁談等本命星の勝ち負けで判断し
社長と相性が悪いからと一番優秀な社員をクビに追いやったり、
あっちの方位はダメだ、こっちの方位は吉だと、
銀行に行くにも方違えしている経営者の奥様、等々、
笑うに笑えない話が実際あるのです。
その方たちは今も来年の節代わりに戦々恐々している
のではないのでしょうか。これは占いの罪の部分です。
話を戻しますが、九星盤は9個の星が揃って
初めて九星盤になり、これがその人の世界を表します。
この極めて当たり前のことを意識している人は
あまりいないのではないのでしょうか。
例えばご自分が一白水星の方だとしたら、その他8つの星が
その方を囲んでいる。どの星もそうなっています。
つまり、自分の世界、それが苦しいものなのか
楽しいものなのか、なんであれ、
自分と他人によって成り立っているということなのです。
それが個人である場合もあれば
過去からの遺産、すでに亡くなった方達の知識の上に
成り立っているということです。そして、
最も大事なことですが
逆もまた然りで、あなたの存在が、他の星々の
存在の基盤、生きる根拠になっているということです。
存在する価値のない人がいたとしたら世界は壊れている
生きる価値のない人など、この世にはいません。
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