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2011-07-29 09:25:36 0 Comments
人の喜怒哀楽の基盤は食事から成っています
落語の崇徳院ではありませんが、
一目惚れをし、食事も喉を通らず
栄養失調で死にかけるというのは
まず、現代では無い話です。
その基盤である食物が放射能と言う毒で
汚染され、このくらいの毒の量では
たいしたことないと専門家が言うのですから
たまったものではありません。
危険なものを危険だと言えない学者も
哀れです。
以下、武田先生のブログを貼っておきます
新しい世代に命を引き継がなければならない世代の方は
参考にして下さい。
食品の暫定基準値は1年20ミリシーベルトの内部被曝を想定している
牛肉の汚染が問題になっています。
くれぐれも「暫定基準値内だから大丈夫」という言葉にごまかされないでください。
今の食品の汚染に関する暫定基準は、1年17ミリシーベルトから22ミリシーベルトの被曝を基準にしていますから、子供はもちろん、大人でダメです。
簡単に言うと、原子炉で働いている作業員が白血病になったとき、その白血病が「原子炉で働いて被曝したのが原因」という認定を労働災害で受けるのが5ミリシーベルトの被曝です。
だから、20ミリシーベルトでも大丈夫ということが、100年後に学問的に正しいとわかっても、今までの私たちの放射線防護の常識とあまりにかけ離れています。
また、年間20ミリシーベルトというのは、1年間に胸のレントゲンが400回ですから、これもとうてい、子供にさせても安心できる量ではありません。
食材を求める人は大変ですが、当面は国内産の牛肉はダメです。オーストラリアは放射線に対しても厳しいので、オーストラリア産でしばらくは回避しておきたいと思います。
外部、ホコリ、雨、風などでの被曝が終わらず、まだ福島原発からも毎日250億ベクレル程度の放射性物質が出てきますので、牛肉のように何とか被曝を避けられるものは、日本製を止めましょう。
農家の人も「消費者に安全な食材を提供したい」という意志は固く、政府や中間業者がいい加減なのです。
(平成23年7月28日 午後10時 執筆)
武田邦彦
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(C) 2007 武田邦彦 (中部大学) 引用はご自由にどうぞ
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