今朝モーニングクロスを見ていたら、
コメンテータゲストのオピニオンコーナーで
ジャーナリストの長友佐波子氏が
「他人の不倫に口出しするな」明治の文豪たちは
皆、不倫に勤(いそ)しんでいた。
白秋や佐藤春夫、谷崎、太宰等の明治の文豪たちの例をあげ、
上野千鶴子氏の持論による、現在の日本の結婚観は
占領米軍に押し付けられた恋愛結婚による一夫一婦制であり、
本来、我が国は、今よりもはるかに自由恋愛の国なのだ、
だから他人の不倫に口出しするなと主張していました。
元週刊朝日の編集長と聞いて、やはり、朝日関連の人は
どこかおかしいと感じてしまうのが正直なところです。
これは、自由(略奪)恋愛の勝ち組の言い分です。
負け組の泣き叫ぶ悲惨さには目もくれてない。
不倫を好む方は、その甘美のエッセンスが破綻するスリルと
奪われた者の涙の苦味の隠し味であることを知っている方達です。
困りますよねこうゆう人、恥をなくした日本人と、どこかに書きましたが、
恥じて苦しむよりも、恥じることをやめれば楽になれます。
でもね、恥じることをやめると、人の世は、結局、
弱肉強食の世界になってしまうのです。
恥じること、慚愧(ざんき)からしか人の成長はないのです。
多分、この辺りのことがわかっていないんでしょうね。
犯罪を起こす者の根幹にあることです。
この新聞社は戦争に加担し続けた報道の反省を社是とし、
権力と戦ってきたはずなのですが、平和ボケから、
守るべきものを見誤っているようにしか思えません。
ここの人たちは「人権擁護」をよく言いますが、
「権利」の擁護にしか興味がないのかもしれません。
制度と、その制度を決めている人たちには興味があるが、
その制度で直接泣いている人たちには、あまり
興味がないということです。
他人の痛みがわからない、わかろうとしない。
そりゃ、大マスコミの新聞社ですもの。学生時代から勝ち組です。
勝ち負けで生きてきて、できない奴は落ちて当然というのが、
決め事です。それが「個」を基準とした弱肉強食の世界です。
このかたの部下達は大変だったでしょうね。
結局は、相対する「個」の「和」を重視することが
長い目で見れば生き残れる真っ当な組織なのだと、私などは思うのですが。
嗚呼。