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[ 戻る ]心の中の仏様
2012-05-18 17:37:52 0 Comments
誰の心の中にも仏様がいます。
これは私が言っているのではなく
仏教の教えの中にあるもので、
如来蔵と言う考えから出てきています
大乗仏教の二本柱のひとつで、もう一つが空の思想です
(お釈迦様は縁起の法則しか説いていない、それ以外は
嘘っぱちだと唱える学者先生がたも日本にはいますが
問題になりません)
それぞれを説明するのは専門書が何万冊とあるので
興味のある方はそちらに当たって下さい。
問題は、心の中に仏があるのに、なんで自分は
人にやさしくなれないんだ?
このへんですね。
でも、これには、ちょっと確認する必要があります。
「人にやさしくなれない」と言う時、その人は誰なんですか?
と問わねばなりません。
大抵の人は、特定な、ある人物に対して優しくなれないだけで
それ以外の普通の関係の人に対しては、常識的な態度だし、
特に自分の仲間に対しては素直だし、
そのためには、自分を投げ出す事さえします。実は、
特定の人物をその他の人と同じように公平に見ることが
出来ないのがこのような言葉を言ってしまう原因です。
その人と、それ以外の人がミソクソ一緒になってしまっていて
必要の無い自己嫌悪の元になっている。
理想を持って生きている人達が時々落ちてしまう落とし穴です。
「特定の人物」これには色々あります。
自分を傷つける人、敵に見える人ですね。
日常を平和に過ごすために、仏の心を持っていきたい。
これは、すばらしい理想です。
けれども、間違って欲しくないのは、
弱肉強食の世界で生きている人は
逃げれば自分の居場所が無くなるのであれば
戦う必要がある、守るものがあるのなら、
戦わなければなりません。
本来の仏の教えとは違うのがこの世界の生き方です。
そこから離れた時(一日の仕事を終えた時の意味です。誤解しないように)
自分の中の仏を磨くことです。この切り替えがとても難しい。
我々の心の中の、「仏の心」の上を厚く自己防衛本能が覆い、
こんな奴には、やさしい言葉など意地でもかけてたまるか!と
身を堅くして警戒しているのが習い性になっているのが
われわれの日常の姿です。習い性になっているものだから、
油断していると、相手かまわず、身構えてしまう。
いつの間にか何が原因なのかも忘れてしまい
緊張が解かれるときがありません。
原因さえ解らないストレスの固まりです。
だから、先ず心の底を厚く覆ったこの日常と、
仏心、優しさい心、慈愛を区別することが
最初にするべきことです。
今の、この瞬間は、緊張する必要はありません。
仏教では誰に対しても(命あるもの全てに対し)
平等に見ることができる知慧を
「平等性智」といい仏の五智の一つに数えています。
仏道修行の一つの到達点です。
このくらい自他を平等に見ることは難しい。
ですから、仏様のような心で過ごす事を諦めることはないし
そう思うこと自体が仏の心の現れです。心の底でその心が
強く、顕現する事を願っているのかもしれませんね。
推命は平等性智慧を学ぶ切っ掛けにするには
とても良い学問だと私は思っています。
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