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[ 戻る ]君が代に思う
2012-08-10 10:58:12 0 Comments
オリンピックも後二日ですね
重量挙げの三宅選手に始まって
捲土重来は果たされ、夢は叶うんだと
選手達は身を以てそれを見せてくれました
アスリートの4年間は長い。
後進から追い上げられ、同輩とは戦い
チャンピオンとの差に焦燥し
毎日がストレスの連続です
負けた失望感から復活し
もう一度モチベーションを持ち続ける勇気は
並大抵ではないですね
心が弱ければ折れたまま腐って行くでしょう
それでも、まわりが許してくれない。
卓球の福原選手などは良い例です
たまたま生徒さんが彼女の命式を
講義の例題にあげてくれたので初めて知ったのですが
そのような環境の中で戦い続けた人でした。
そして、それに応える運と強さを持っていました。
勝負事は実力と勢いにより決まります
実力が五分五分なら勢いが強い方に分があります
サッカーの女子などはそのような試合でしたね
レスリングの吉田選手などは実力で圧倒した試合でした
逆の視点から見ると皮肉な味方ですが勢いで勝つには
少なくとも実力が五分でなければならないという事です
この辺はとてもハッキリしています。
明日の未明、男子サッカーの日韓戦がありますが
実力は韓国が少し上というところでしょうか
試合はいつものようなガチガチの削り合いになるか
綺麗なパスサッカーになるのかわかりませんが
後腐れの無い試合が見たいものですね
先日 女子レスリングの小原選手の金メダルの表彰式を
見ていて思ったのですが、君が代の歌詞は、
なかなか素敵かもしれないということです。
なにも、国歌だからといって
君=天皇と考えるのは野暮な解釈で
国家元首としての天皇の次代が終わり
国民主権 象徴天皇制となり
元首としての巨大な国に対する責任を
国民全体で分担しようというのが今の制度なんだから
本当の主役は国民で、戦前と同じ国歌であっても
ここで意味する「君」は過去のそれとは絶対に違う。
国民一人一人のことです。
このレスリング会場での「君」は世界のトップに立った
小原選手です。
さざれ石のような努力の積み重ねが
岩をとなりて、表彰台のテッペンにたったわけですから
千代に八千代に苔のむすまで讃えられて当然です。
どの国のアスリートに対しても、同じ詩で賛嘆を捧げることが
できる。
「個」の努力を讃え、成した偉業をともに喜ばんとする
歌と捉えれば、こんなに素敵な歌はありません
色々とこの国歌にまつわる説があるのですが
明治時代、お雇い外国人と言われる人達から
国歌を作ったら?と勧められた明治の元勲の
大山巌が自分の愛唱歌から歌詞をとり
それに宮内庁の雅楽の先生が曲をつけ
ドイツ人の音楽家が西洋風和声になおした
(誤解が無いようにウィキペデア
を貼っておきます)そして明治が昭和に変わり、軍国主義と
帝国主義が台頭し、勝利に酔ってしまった軍人が驕り、
見てはいけない夢を国民が見て、共同幻想の中で、
国からの発信がすべて自分達を
縛り上げる道具に変わってしまった。
ドイツの第三帝国と同じ幻想です。
けれども幻想から醒めその縛りが無くなった時
もとの祝い歌に戻してあげても
良いのではないのでしょうか?
歌には何も罪はありません。
彼女の職業が自衛官で毎日、国旗掲揚と
君が代を聞いている事が、見ている
こちらに伝わってきたのかもしれませんが
レスリング会場で、テレビの画面を通じて聞こえて来る
観客の方達が歌う君が代の、彼女達を讃える歌詞には
シビレルものがありました。
もうすぐ終戦記念日です。
1882年の日清戦争以来諸外国と戦い続けた日本が
やっと矛を収めた日です。
1945年8月15日までの63年間
1868年からの戊辰戦争から数えれば77年間です。
77年間も戦争状態がどこかで起き、身近な人が
死んだり、行方不明になったりしていた。
想像し難いものがありますね。
(ちょうどパレスチナでイスラエルが建国し
第一次中東戦争が起きたときから数えると
今年が64年めになります。1948年〜)
亡き人達を思うお盆に明日から
入ります。何もした事のない人は
仰々しくする必要はないので、少しだけお供物と
お茶を、御先祖さんに捧げてあげて下さい。
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