2013-06-24 18:51:58 0 Comments
今日は午後から時間が空いたもので
久しぶりに神保町の本や街に行ってきました
おもしろい街です
岩波書店の日本思想体系の山鹿素行が750円
その隣に最澄が同じく750円
おなじく近世色道論が750円で売られていました
郭(くるわ)の色事の解説と、日本仏教史に燦然と輝く
最澄さん、江戸武士精神の柱と言って良い
山鹿素行が同じ値段で売られているのです。
実におもしろいですね。
「商品としての価値は同じだよ。
人気がなくて、売れなきゃ、そんなもんさ」
まあ、これが現実です。
なんとも身に沁みる本さんの姿でした。
もう一つビックリしたのですが
藤田善三郎先生の「卜筮正宗」が復刻されたようです。
ちょっと前までは確か古本で5万円したものが
新刊で9450円だそうです。
断易精蘊を必死で探しまわり、
大枚を払ってやっと手にしてから
はや14年、それが八幡書店で復刻されたときの
ショックに比べれば大した事ではありませんが
なかなか、なんとも複雑です。
幻の書籍が幻で無くなるとき
新しい時代が始まるのかもしれません。
楽しみです。