2016-09-04 17:40:50 0 Comments
人は歳を取るほどに成長できるかというと、
無理な話である。
これは他人を見て言っているのではなく、
自分のことを言っているのである。
いつの間にか頭は真っ白に変わり、
お腹の肉が落ちなくなり、
気がつくとお酒に飲まれ、
記憶が飛んでいる。
幸い外で飲み歩く習慣がなく、
家飲みなのだが、つい先日も
家族と一緒に見ていたらしい、テレビの
記憶がない。
(ちなみに番組は、毎年楽しみにしている「鳥人間コンテスト」。)
困ったものだ。
心は好奇心旺盛な高校生なのだが、
肉体はただ老いさらばえるのである。
美魔女が一時もてはやされたが、気持ち悪いと
どこかの誰かがネットでデイスッたら、いつの間にか
マスコミでも取り上げなくなった。
「風前の灯」とはうまいことを言ったものだ。
熟女好き芸人も、ほぼ、それを口にしなくなり、
婚活をしているとのこと(某お笑い芸人さん)
話を最初に戻す。
年齢とともに人は賢くなるのか?
その道のプロには間違いなく、それがある。
さらに言うと、「おばあちゃんの知恵袋」なんてのは、
本当に、本物のプロ主婦の方たちの血と涙と汗の結晶である。
「家」に嫁ぎ、いじめられ、忍耐し、そして認められ、
受け継ぐことを許された、家伝の知恵のことである。
そーゆうものが実際にあるのである。
非常時の心がまえ、代々の家事作法、家伝の民間療法、
おまじない等々。
また、話は違うが、古い家には、その家特有の言い伝えがあって、
不思議な話が多々あるのだ。例えば、
知人の実家には「蔵」があり、その蔵の鍵は
跡取りの嫁にしか開かないようになっていたそうである。
彼女の姉たちが、いくら鍵を開けようとしても、
開かないのだが、跡取りの嫁がやると当たり前のように
開いたというのだ。
(家族にかけられた強い暗示のようにも思えるのだが、
なんどやってもというところに不思議を感じる。)
不思議な話だが、古い家にはこのような目に見えない、
何がしかの力が働いているというのも事実らしい。
(現実に起きていることなので否定しようがない。)
成長は自分が意図し、継続してきた分野でのみ可能である。
それならば、今後の人生に何を意図するのかが
一番の課題となる。
皆、好奇心、気持ちの良いこと、簡単なところからの成長を望むのだが、
一瞬で終わる快楽よりも、愛情に満たされる長い「時」の流れを目指した方が、
成長としては「カッコイイ」のではないのだろうか。