2018-08-06 09:44:44 0 Comments
昨日から夏の甲子園大会が始まりました。
100回記念大会ということもあり、
ゴジラ松井が始球式をするとのこと、
初めて、開会式からテレビを見ていました。
各校の球児たちが、「イチ,ニー」と掛け声をかけながら
行進する姿を見ていると、なぜかわからないのですが、
昔の友人のお父さんの話がふと浮かび、
実に困った感情が湧いて来たのです。
我々の世代が最後だと思うのですが、
親の世代の多くが戦争体験者で、
彼女の父親は学徒動員で雨の明治神宮で
行進を経験した方でした。
年齢的には、ほぼ、同じ年代の球児達の、
緊張と、誇らしさに、当時の学徒達の姿が重なり、
どうにもならない感覚が蠢くのです。
観音さんの話をここ数日書いていたからかもしれません。
大人達が始めた、理不尽な戦争に不本意にも駆り出され、
生きて帰ることすら、何も保障されていない、戦場へ、
駆り出される絶望と不安、しかし、そこから逃げることなく、
現実を受け入れ、戦った勇敢さが、
行進する球児達に重なったのかもしれません。
大会二日目の今日は広島に原爆が落ちた日でもあります。
午前8時15分でしたか。
過去は日々に薄れていきます。
でも過去を忘れれば、同じことをしでかす。
戦争に限らずです。
個人も群衆も同じです。