2019-06-22 18:06:00 0 Comments
昨日大阪の本部に連絡を取る機会があり、
話を伺っていると大阪はまだ梅雨入りしていないとのこと。
驚きました。こちらは降った止んだ、寒い、暑いを
数日おきにぼやき、今日も雨です。
久しぶりに本格的な梅雨だねと生徒さんと話しているのですが、
いつあけるのでしょうか。
わかりません。
易を使って知るのも面白いのかもしれませんが、
無粋です。
そういえば昨日神保町の原書房で
小冊子大の諸口先生のテキストを見つけたのですが、
買いませんでした。師弟問答ではなく、
テキストです。奥の左の棚の少し高めのところに
4冊ぐらいまとめてあります。
一冊が高価なので、なかなか手に取りにくいのですが、
興味がある人がいると思うのでお知らせしておきます。
断易の色々な解説書が最近出回っており、
どれがいいのか判断が難しいと思います。
とりあえず、権威の書いたテキストからが
安全で近道だと思います。
最近「宿曜経」についての話を多方面から聞くのですが、
宿曜経は星供養という修法の日を選ぶためのものだと
答えているのです。択日の一派です。
私のところにも森田龍僊先生の上下本がありますが、
内容はそれに尽きます。素人が使う程度では
暦の吉日選びと大差はありません。
良し悪しは別にして最近は択日について、
台湾で長年の風雪に耐えた本格的なものが
日本でも紹介され始めています。
宿曜系の拓日について密教占星法と呼ぶ方が多いのですが、
密教=空海和尚とどうしても
弘法大師様の権威に虎の威をかる狐の感が強くなってしまう。
宿曜云々には長い歴史があり、
宿曜の名を冠した星供養として日本の歴史上、最も名高いのは
772年に亡くなった道鏡です。
(かの有名な弓削道鏡さんですね)
そして、空海さんが生まれたのは774年、その2年後です。
(お二人には妙な縁があるようです)
このあたりの詳細は村山秀一先生が塙書房から出している
「日本陰陽道史総説」に詳しく書かれています。
さらに付け加えるならば、最近はこの宿曜の一派を
かつての奇門遁甲と全く同じ手法でコマーシャルしているようです。
皇帝が禁止した秘伝の教え.....。から家康が禁止した秘伝の教え.....。
教えの内容は択日と呪法が主だと予想されるのですが、
善用の実績を積み、虎の名など必要としない本物の
宿曜師の名を世の中に上げることができるといいなと
老婆心ながら見ています。
(大陸に負けない日本流の択日を見てみたいものです。)
最後に
このお経に書かれている性格や相性についての真偽のほどはYahoo!知恵袋等をお調べください。