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2012-06-04 01:51:44 0 Comments
お釈迦様が悟りを開いた時
四聖諦を説いたと言われています。
苦集滅道の四つの真理と言われています
私流に解釈すると
1、苦 この世は苦である
2、集 苦しみに繋がることばかりするから
苦しみが集まって来る
3、滅 苦しまなくても良い境地というのがある
4、道 そこに至る方法論
こんな感じでしょうか。
初転法輪といわれ(最初に教えの輪を回したという意味ですね)
根本仏教、原始仏教と言われる仏教の主軸の教えです
1、2の解説として縁起の法が説かれ
3を到達目標とし
4を方法論とし八正道という実践方法と
戒律という善悪の規範をつくりました。
内容は
悪い事はしない(苦しみの原因を作らない)
良い事をする(良い境地に至るための原因を作る)
という戒律の部分と縁起の法を根底にした
瞑想法が説かれたようです
「この世とは何か?」
この大命題を「苦」としてお釈迦様は捉えました。
何故「苦」か?
あらゆる生き物は果てしなく輪廻し、
その中から抜け出る事は無い
無限に六界を輪廻し続け、生まれ死に
また生まれを繰り返す。死さえ一時的な
輪廻の形態でしかないとうのが苦の理由です
「死んでも終わりでは無い」
よく考えると、とてもとても怖い考え方です。
(でも輪廻が終わる世界があると3で宣言しているので
これはこれで一安心ですね。)
お釈迦様の教えというのは本来はこのような教えです。
何かを信じれば救われるといものでは決してありません。
「えっ! 仏様って助けてくれないの?」
そのような声を聞いて沢山の大乗教典が作られ
いろいろな仏様が生み出され、
なになにしたものは自分が必ず救う
という誓願として救われる条件が色々と
提示されています。
本当に効果があるかないかは、その仏様の
誓願にすがってみなければわかりません。
ただ、共通して言える事は、どの仏様も
仏になる修行を始めるとき、
生きとし生けるもの全てを救済するという
誓願を立てて修行し、仏に成っているので
あまり問題はないと思います。
その中でも一番、間口が広く人気があるのは観音様で
一心に観音の名号(南無観世音菩薩)を唱えれば
善悪問わず誰でも、たちどころに救ってあげるよ
ということが観音経には書かれています。
けれど、悪い業が重く積もっていると、救うつもりでも
救いが届かないというのが実際のようです。
仏の顔も三度までと言われるように無努力のおねだりでは、良くて2度、窮地を救ってくれる人とのご縁を付けて下さることが多いようです。ただし業が深ければ、すぐに障害や我(が)が邪魔をして縁が切れるようです。
腰を低くして進む事が大事なのかもしれません。
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