2013-06-30 11:57:34 0 Comments
推命術を習うに当たって
推命術には多面性があることをご存知でしょうか?
先ず時代の多面性から見てみましょう。
今の推命術の世界には大きく分けると2つの流れがあるようです。
一般的なものは天干と地支全てに通変星を付け
さらに12運をつけて星の強さを計り
判断しようとするのですが命式を出せても、
それらの星の優先順位と星の吉凶がわかりません。
それでも、なんとか頑張って、この通変星を
正官、正財、印綬を三貴の星とし吉星と断定し
命式中にこの星があれば良命式と判断し
さらに比劫、傷官があれば官星を傷つけるのだから
仕事を傷つける星、夫を傷つける星、離婚の星とし、
凶の作用だと断定することにより命式に白黒をつけています
これが一般的なもので、さらに天徳貴人、羊刃などの
神殺を付け、その人の性格を判断します。
これが、私が推命を学び始めた
だいたい30年くらい以前からの変わらない
推命術の姿です。
しかし残念ですが、この術自体では、ほぼ、当たりません。
ところが的中率の高い先生方は
鑑定では、声の様子、相手の容姿、
雰囲気を敏感に感じ命中の星の選択をして、当てていました。
(霊感占いとほぼ同じもので、通変星を種に雰囲気を縁にして当てているということです。その先生の経験値が高くなればなるほど相手の言いたい事が感じられ、言って欲しい事を言えるようになります。
ただ、その先生の方は神経がすり減り、ストレスがたまり、安定剤が手放せなくなる。的中率を上げるための代償にはキツイものがあるようです。)
もう一つの流れは、台湾出身の先生方の講義や
命術の先達たちの書籍が手に入るようになり
滴天隋など古典の研究や所謂、正統派、伝統派の先生方の
努力により、星の力量に重点をおく格局法が
正統な推命術、最高の運命学として認知されて来ています。
ところで、この正統派、伝統派の推命術が正しいのか、
当たるのか?となると事情は違うようで、
最近では大陸でも、伝統派、古典派よりはるかに当たると称する
流派が出て来ています。とてもおもしろいですね。
推命術も唯我独尊ではガラパゴス化し先を行く人達に
頭の固い古典主義などとバカにされる事になります
各局法は推命術が進化するための
一過程であるのかもしれません。
すべてのものは進化の過程にあり、推命術も
また同じということなのでしょう。
私の師匠はその魁(さきがけ)の一人として調候用神法を
進化させ、独自なものとし、現在教鞭をとっています。
後を辿るものにとっては有り難い限りです。
この術は大きく言えば経世済民の術にもなるものです。
皆さんにも、これを学ぶ志が生まれるといいですね。