2014-11-17 09:33:08 0 Comments
私説の太極論を別枠にしました。
この東洋哲学は、さらに極端に言えば、
人は太極と呼ばれる様々な魂がたゆとう生命場から
その魂の持つ陰陽と同期する受精細胞に宿り、
その「こころ」の癖のままに物事を考え
(陰陽の運動作用=四象)
その結果、その人特有の人生が形作られる(万象=八卦)
すべての幸福は己の中にあり、すべての不幸もまた
己の中にある。
こんなところです。
易を宇宙生成の理論とし、その根拠を自然観測により
帰納演繹された法則とすれば、なんとなく納得できるのですが
生きることに迷っている者には、意味のないものです。
「人はどこから来てどこへ行くのか」とゴーギャンは
呟(つぶや)き、キリストは「それ、知ってるよ。」と言ったとか
言わなかったとか。
いわゆる古代中国の生死感は死ぬと魂と魄に気が分かれ
魂は天に魄は地に行き、それで終わり。輪廻も何もないよと
主張しているにもかかわらず、万物の根源としての太極を
否定するものはありません。
また、これも自然観察から生まれたものに違いありませんが
推命学など干支を使う占術では物事の強弱、盛衰を十二運と
いう考え方で測ります。それは
→病、死、墓、絶、胎、養、長生(生まれたての姿)
沐浴→、……..衰、病、死、→
このように延々と生死が巡ることに彼らは気づき、
それを運勢を測る道具として使っていたのです。
(たぶん、秋に実をつけ葉を落とした樹木の種子の姿を観察し、
人に当てはめたのがこの考え方の原点だと思います。)
今我々は、「どこから来たなんて考えてもしょうがないじゃん。でも、
変な癖はあるよね。それがあると生きにくいよ。どうする?」と
問いかけることができます。
よくあることですが、
柿のタネは栗の木にならないことに気づくまで
けっこう時間がかかるものです。
最後に
もし、この理論が納得できれば、どうすれば自分の周りに
起きている様々なこと(万象)を、自分の思うがままに
できるかがわかってきます。
是非、それを実践し、いまから作れるベストな人生を
歩んでください。