2016-10-16 15:53:02 0 Comments
ここ数年の世界の動きを見ていると、
どの国も内向きになってきています。
内向き?どうして?
根本には世界中の人々が、かつてよりも簡単に
それぞれの国を行き来することが容易になったことが
あげられると思うのですが、その機会が増えることにより、
自他の「他」を意識する機会が増え、
来る人達が自分達より裕福なら、妬み、
貧乏なら、煙たがり、
一過性なら、知らんぷりをし、
長居をするなら、追い出しにかかる。
人も、動物と同じように、ここは自分の場所という
縄張り意識があり、一過性のものに対してさえ、
意識を逆撫でされるもののようです。
そして、自然に現実では叶わぬことを心の中でし始める。
それが自他の区別の階級化です。
「自分はあいつらよりも上だ。」という感情ですね。
皆が皆、空想上の、いや、精神的な勝者になりたがる。
魯迅の「阿Q正伝」に出て来る主人公と同じです。
この辺が、本当に面白いですね。
民族が違うのなら、民族間の上下に、
同じ民族なら、出身地別の区分けに、
出身地が同じなら、学歴、出自となり、
さらに、男と女の上下関係となり、
またさらに、力の強弱にそれが現れます。
内向きが恒常化すると結局、個人レベルでは男尊女卑に集約されて来る。
男だから女より偉い。
これが集団化すると、他人のことは関係ない、自分達だけ良ければいいのさ。
アメリカのトランプさんは、その代表みたいな人で、
まあ、規模は国レベルなのですが、
「アメリカ合衆国だけよけりゃいいんだよ。」と主張し、
ここまで指示されて来ています。
(個人レベルでも最近この特徴が露見したようです。)
EUにおけるイギリス連邦も似たようなものです。
この国は他人(EU)に指図されのが大っ嫌い。
我々は自由だ。が原因でした。
フランスも元々あったロマの問題から始まり、
アフリカ、西アジアからの移民問題で、限界がきているようです。
かろうじてドイツが踏ん張ってきましたが、これも
選挙でメルケルさんの政党が否定され、
次回の総選挙あたりが山でしょう。
寛容性が欠如してきていると、偉い方達は言っているようですが、
背に腹は変えられないというのがどの国にも言えることです。
難しいですね。
それじゃ、我が国、日本はというと、これもまた、
おかしなことが起きているようです。
元俳優Tが犯した強姦事件を、多くのマスコミが
ハメラレタと書き続けていましたね。
最近の慶大生の集団強姦についても、そこに行く
女が悪いんだと、コメント欄は一色です。
女性側から見ると、同じ大学の先輩後輩で
自分の意思に反することは起きないと安心して参加したのでしょう。
男性側からすると、一人で来るんだから、
男と女になっても当たり前という前提なんでしょうね。
多分、皆、前科があります。
何度目かで、バレたというのが本当のところでしょう。
女性を物として見ている。
自分達もその女性から生まれてきたことを忘れてしまっているのでしょう。
motherfuckerとは彼らのことです。
本当に最近、男尊女卑が増えている。
泣き寝入りはバカな男どもの思う壺です。
そして、示談なんかすると、今度は、さらに世間に叩かれる。
こちらの方が致命的です。逃げてはいけません。
逃げれば、さらに大きな官鬼が追いかけて来る。
最近の裁判は被害者にとても配慮がなされています。
また、もし、示談をするなら、高畑親子が依頼したような、
最高の弁護士に依頼してください。
同じ弁護士でも、本当に雲泥の差がある。
医者の技術と同じです。
そうでなければ、守ってもらえません。
資格は同じ弁護士でも、逆に晒し者にされてしまう。
ひどい話です。