2010-12-27 02:33:19 0 Comments
共産主義も社会主義も、その行き着く先がここ数十年の歴史の中で見え
そして個人主義もまたその結果がハッキリと現れて来ているようです。
今朝のサンデーモーニングで病めるアメリカの姿が特集され、その中に
答えはあったように思えます。
「弱肉強食」ですね。
チャンスは平等ですがチャンスを逃したものは生きていけない世界です
このチャンスに臨むための教育が個人主義、実力主義で、ある意味、筋は通っているのですが
負けた人間達は別に知らないよ。と言う事です。
貴族社会が能力社会に変わったと言うだけで、歴史上はタダの時代の繰り返しなのでしょうが
かつては、これをコントロールするシステムが宗教で、社会的には絶望していても
神の教えを守り、実行する事によって神の国に生まれ変わる希望がありました。
しかし、神は死んでしまった。絶望と虚無主義に満ちあふれています。
ストレスに苦しむ親のDVで、一番大事な親の愛に裏切られているので、
手負いの獣のようになっています。
心の底では自分を裏切らないもの、心の拠り所を求めている
友人や同じ境遇の仲間が最初はそれなのですが、
その仲間も同じ人間です。
パキスタンでの自爆テロの報道が今日もありましたが
かつて、パレスチナの自爆テロ未遂で捕まった女性は家族と恋人を殺され
絶望し志願したと報道されていましたが、やはり同じような境遇の女性が
起こしたテロだったのでしょうか。
負の連鎖が止まりません。
トインビーは歴史は繰り返すと言っていましたが
まさにわれわれは、その歴史のうねりの中で生きています
しかし、どんな時代にも必ず夜明けは来ます。
その姿がどのようなものかはわかりませんが、
前を向き、他人を何とかしようと思わず
人を傷つけず、恨まず、自分を裏切る事さえしなければ
人生において満足感が生まれます。それで良しと思えれば
わりと良い人生だったのかもしれません。