2013/05/19:ブログ

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2013-05-19 22:41:10 0 Comments

こころは、良くする事も出来るし

悪くすることも出来ます。

これは当たり前のことですね。

10の不善を行えば悪くなるし

10の善を心がければ良くなる。

面白いもので、仏教の根本でありながら

仏を信仰しろとか、教団に尽くせとかは

一言も言われていません。

ただ、行(おこな)えば、自分の利益になると

仏さん達は言っています。

自分が行じること。ただ、それだけです。

運勢が傾き、過去の報いで、ごちゃごちゃになろうと

「今」ではなく、将来の幸福のための種を

播いているのだから、お気楽と言われようが

それは「希望」そのもです。

「積善の家には余慶あり、積不善の家には余殃(よおう)有り」

易経の「坤以地」にもある通り

これは大地の掟、そのものであり、

運勢の根本基盤だと私は思っています。


苦しい。と嘆くとき、

嘆いたならば、後は、ただ善を積む事です。

そうすれば、道は開かれる。

「善」というと偽善に聞こえますが、これは

言い換えれば、

感情任せの、かつての習い性に汚染された

今に影響し続ける心の力(業)に流されるのではなく

「この瞬間を生きている、自分のこころ」を独立させることです。

感情に流されず、あまえず、ねだらず、自分の足で立つこと。



感情に流され、あまえ、ねだり、他人に依存するから

苦しみが生じる。

おもしろいもので、

最初から人生は苦(にが)いものと覚悟した人は

努力の苦しさを受け入れ、わりと幸せに人生を過ごしています

この世は、なんとも不思議な世界です。

ただ、因果律だけなのかもしれません。


2013-05-19 06:52:26 0 Comments

5月14日 千葉の市原で中学生3人が

公園の鯉を殺して補導される事件がありましたね。

命をもてあそび、喜ぶ行為です。

かつての身にしみ込んだ業が熟し、その果としての

こころの習い性です。

「行為の等流果」そのものです



でも、これには良いも悪いもありません。

かつては殺す事が賞賛されたり、

英雄として扱われたりする時代と風習が

つい最近まで実際にあったのをご存知だと思います

男がその勇気を村全体に知らせるため隣村の誰かを殺し

その骸骨を家に飾り、一人前であることを知らせるなどの

成人になるための通過儀礼としての人狩り、人食いは

民俗学をすこしかじると、どの世界にも共通してあることです

日本でもつい最近、明治時代になるまで、

薩摩の武士は処刑された罪人の

肝を争って食らう「ひえもんとり」の風習が残っていました。

人はそれほど賢くはなく、人殺しを賞賛されれば、

それを誇りとして、さらに繰り返す。

時代故に、良いも悪いもありません。

けれども、今の日本のような国に生まれた場合は

不要な習い性です。違う価値観を心にしみ込ませることが

大切です。


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