2013-09-17 10:55:10 0 Comments
こんなに人の世では色々な事が起きているのに
季節はめぐり、疑いも無く夏から秋へ、
秋から冬へ移り変わっています。
昨日の台風の大雨も嘘のように今日は晴れています。
不思議ですね。
私は小学校2年生まで山形の神町におり
ふりつむ雪の音の記憶があります。
雪が降ると音がするなどと、都会の子供達は
あまり知らないかもしれませんね。
また、春になれば
春の光に照らされ、積もった雪の表面が
輝きながら溶けだし、清々しく、
命が躍動するようなエネルギーを与えてくれました。
ところが年をとるたびに汚れちまった大人になって、
多くのものが遠い過去の思い出になり、
体験としての実感が衰えて来ています。
たまに空に吸い込まれるように意識が
気持ちよく拡大するときがあるのですが
まあ、めったにはありません。たいていは
目先の仕事に集中し、視野が狭くなっています。
子供の頃の感性ぐらいは残っていてもと思うのですが、
生きて行くためには、とりあえず2の線に下げなければ
苦しかったのでしょう。子供のままの姿で生きる事は
容易な事ではありません。でも、そのすがたは、ただの
利己的な自我自尊の役立たずの、バカものでしかありません。
人の世は人を支え、支えられで成立している。
生きる事は、辛いことですね。
(誤解があるといけないので、死んだ後の世界こそが、今の我々の世界だという人がいます。その通りだと私も思います。と言うと、これからは「死んだ後も辛いですね」と挨拶しなければならないのかもしれませんね。笑)