人生苦しいものです。
苦しみに苛(さいな)まれたとき、
どうすればその苦しみから逃れられるか?
本屋さんでも精神世界の棚にいくと
そのテーマのほとんどがこれですね。
求めるものが手に入らない代償としての
現実逃避の精神世界案内
「欲しいものが手に入らない」のは辛いものです。
この「欲しいもの」が人によって異なるだけです。
異性、お金、地位、人間関係、愛情、
漠然とした幸福、漠然とした安心感
漠然とした生き甲斐 等々
まあ共通して書いてある内容は単純で、求めるものの
イメージをできるだけハッキリと持つこと。
そして、夢の中でもイメージを持ち続けるぐらいになれば
夢は叶う。
私はそれで成功しました
と書かれているのですが、
その成功がどのくらい続いたのかは
書かれていません。
皮肉なことですがプレジデント等の経済誌で
表紙になった何人もの人達が破産し、
潰れていっています。
水泡のごとき成功とでもいえましょうか。
恋愛などはもっと極端で、はやければ10分20分で
夢は叶い、消えていきます。
そして自問します。「これでいいの?」と
占師さんでも恋愛や復縁の相談でこれをやる人が
いるのですが、これでいいのでしょうか?
お客さんのニーズに答えたことにはなりますが
なにも変わっていない。
いろいろ問題はあると思うのですが、
一番の問題は楽をして願いを叶えようとすることと
なぜ、縁が切れたり、縁が生じないかを見ようとしない。
縁があっても、この人じゃない!と、
無い物ねだりをしている贅沢な人もいます。
しかし本当に「縁は異なもの」です。
沢山の既婚者の星を見ていますが、ほとんどが
大変失礼ですが、我々のような者からみると
逆縁です。
だからこそ、相手に対する理解と
それを受け入れるための自分自身の心の幅を広げる
努力が不可欠になります。それが絆(きずな)が生まれる
始まりですね。
「恋人時代では我慢できていたけど、夫婦になったら
我慢できなくなった。」
「結婚したら、責任感も生まれて
きっと変わってくれるだろうと
思っていたけど...........そうではなかった。」
世間ではよくある話です。