2017-09-29 18:04:46 0 Comments
NHK View 今なぜアーレントを読むか
この講座解説の引用です。
ー現実世界の不安に耐えられなくなった大衆が「安住できる世界観」を求め、吸い寄せられていく──その過程を、アーレントは全体主義の起原として重視しました。ー日本も例外ではありません。今世紀に入った頃から、政治について関心があり、「かなり分かっている」つもりの人たちでさえ展開が読めないことが多くなり、言い知れぬ不安を感じる人が増えている気がします。
ただ安穏としているのも困りますが、だからといって不安に感じすぎるのも問題です。極度の不安は、明快で強いイデオロギーを受け入れやすいメンタリティを生む、とアーレントは指摘しています。ー
多分に内容は実に判りづらい政治哲学に関するものだと思われますが、難しい本を読むのが好きな人には面白いのではないのでしょうか。
ウィキペディアウィキペディアに名言集があったので、そのまま貼っておきます。
ハンナアーレント
名言集[編集]
権力は人びとの承認を得て成立するもの。権力が必要とするのは正当性。
暴力は権力が危うくなると現れてくる。
最も急進的な革命家も、ひとたび革命が起こるや、たちまち保守主義者に化けてしまう。
嫌いな人の真実よりも、好きな人の嘘がいい。
悪は悪人が作り出すのではなく、思考停止の凡人が作る。