2013-07-09 18:33:13 0 Comments
いまから30数年前、ある占術の流派の
御曹司から「甲と甲の比肩は擦れ合って、
山火事が起きるように火を生じるから
気をつけて鑑定しないとね」と
言われ、当時は「へーそうなんだ」と感心して聞いていた
のですが、つい先日、これって違うよなと気付きました。
ずいぶん時間がかかりましたが、
師匠のおかげで星の本質に気付き始め
いままでとは違うものが見え初めてきたようです。
まず、山火事は木と木が擦れ合っては起きない。
起きるとしたら、火気が人為的(焚き火、付け火、タバコの火)
に与えられるか、または自然現象として生じる
(雷、火山、暴風による乾燥した木々の摩擦)
二通りがあり、木々自体が火を生じるには
よほど乾燥し、水気がなく暴風があって摩擦が生じる
ことが条件になるはずです。
その先輩は摩擦による火起こしをイメージしていたようですが
それが起きる条件を無視してしまった。
つまり、彼の言った事は
半分間違っていたということです。
木を見て森を見ずとは良く言ったもので
あらゆる結果には生じる因と縁があり
単純にAの星がついているので、Bになるなどという
ことは決してありません。
権威があり尊敬する先達の説を否定したり
疑うのには勇気がいりますが、
違うものは違うのだし、その理由がわかることが
先達への恩返しになるのではないのでしょうか。
とりあえず一つ問題が解けたのですが、
いくつかある残りの問題が解ける日はいつになることやら。
日々精進するしかありません。