2013/07/16:ブログ

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2013-07-16 11:46:45 0 Comments

昨日 夫婦の運勢を判断し、どちらかの運が悪くなる時

それを知っていて離婚をしたら「罪」になるのか?

このような質問を受けました。

夫婦の運の釣り合いが悪くなると離婚するケースが増えるという

話しの流れからの質問なのですが、

なかなか考えさせられる質問です。

皆さんはどう思われますか?

普通は離婚に関しては


A  別れるには別れるなりの理由があり

まだ人生をやり直せ、それがお互いのためになるならば

別れるべきだ


B 結婚したのだから、何があっても

一生その人と生活を共にし

キリスト教でいうように

病めるときも、すこやかなるときも

愛をもって生涯支え合う事が夫婦としての理想の姿だ。



夫婦間になにがしかのトラブルが生じた時、

普通はBを前提として話が進み、傷が深い場合

Aの意見に落ち着くというのが普通の離婚の進み方です。


ところがここに、「運勢で見た時」という条件が提示されると

困ってしまいます。

人の運勢を正しく見る事が出来るという前提ですね。

鑑定家、または、それを学んでいる人

または鑑定士に自分達の運勢を聞かされている人

というのが、その対象になってきますね。

世の中が乱れた戦国の世であれば、

主人の運の盛衰が国の盛衰に直結する訳ですから

結婚自体が最も国の命運を左右する行為となるのですが、

(実際、命式を研究していると江戸末期、このような手段で

将軍家を潰すための仕掛けがなされていたようです。

このような戦争の手段として推命の一部が

使われたことにより、結局、本質的な推命は

世の中から消されたり隠されたりして

当たり障りのないものだけが表の世界に残されたようです。)


我々のような庶民にとっての結婚は、対外的には

とりあえず、一人前と評価され、所帯持ちというだけで、

なんとなく信用されたり安全だと評価されたりしています。

現代ニッポンでは生き方の多様性により結婚は

この程度の評価しかありません。

そのくらい「家」に対する意識は低く、

家系に縛られる事を嫌悪する人達が増えてきました。

家系を重んじるトップと言うべき

天皇家を推して知るべしです。

時代とともに「夫婦」や「家系」に対する

考え方も変わるということですね。

ここで最初の質問に戻るのですが、

罪になるのかは?

誰がそれを罪と言うのか?

と聞き直さなければなりません。

罪には罰がともなうのですが、

その罪と罰を決めるのは、自分以外の誰かではなく

自分自身の「行為」です。

罪となる行為の基準として「十不善」を

かつて提示しましたがそれをもとにとに話しをすれば、

パートナーの凶運を知っていて逃げをうつならば

3番目のパートナーを大事にする事に触れます。

また、別れる理由について、

「あなたの運勢が悪くなるから別れたい」では

理由になりません。結局、嘘をつく事になると思います。

そうすれば嘘を言う事になり4番目の項目に相当します。

さらに別れるために、相手の欠点をあげつらえば6番目の

項目に相当し、「別れるため」の罪が雪だるまのように

増え続け真っ黒い雪だるまが出来上がります。

結果は運が悪くなるパートナーよりも、さらに悪い

運の種を播く事になる。それが今生で実るのか

いつの世に実るのかは判りませんが、

必ず実る事はわかります。

なんせ、私が言っているのではなく、

菩薩やアラカンと呼ばれる、人間を磨き極めた

人達の共通認識だからです。

ただ、あくまでもこれは、相手の運勢を知って、

わざわざ逃げを打つことを選んだ人の場合ですから、

普通の離婚話にはそぐわないと思って下さい。


しかし嘆くべきは、このような事例は占い好きの方達に

多々見られる事で、特に占いの初心者にもかかわらず

書店で買って来た九星や気学などの相克だけをみて、

会社の人事にまで口をだし会社自体をメチャクチャに

している人の話しが時々耳に入ってきます。

とても罪作りなことです。

プロの鑑定士のかたも、占いを趣味でなさっているかたも

できれば、もう一度、善悪の基準である行為について

考えて頂ければと切に思います。

十善業


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