2012/07/19:ブログ

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2012-07-19 15:53:44 0 Comments

昨日教育勅語を載せましたが

いったいこれの何が問題なのか?

今の時代から見ると愛国心を謳った部分があるだけで

内容的にはそれほど違和感が無い、どちらかというと

日本人が忘れかけている部分を補うための道徳規範のようにも

思えます。しかし当時は学校ぐるみでの天皇教の洗脳呪文の

ように使われていました。

(国家神道は所謂神道とは別物です)

各学校に天皇陛下の写真とこの教育勅語

を納めた奉安殿と呼ばれる神社があり、

今で言う所の新興宗教での教祖様と

教祖のお言葉のようなものとして祀られていました

新興宗教としての天皇教が

学校で教えられていたということです

教育勅語の中身がどうのこうのではなく

権力者、政治家達が自分達の権威付けのために

天皇の威を借りて利用し、

自分達の意図を通すシステムとしての教育制度を

作ったというのが本当のところでしょう。

それゆえ、教育勅語が絶対となり、忠にしても孝にしても

義務としての忠孝になり、極端な話しで言うと、尊属殺といって

自分の親、祖父母を殺せば死刑か無期以外の刑はないし、

(家族の中での忠孝の形)

夫と妻の関係では夫の浮気は法律上所帯持ちの女性に手を出さない限り

許され、家庭持ちの婦人は文句無しで他の男性と浮気をすれば

夫が「それでもいいよ」と言わない限り法律で罰せられました

(夫婦間の忠の形ですね)

そのような形で多くの法律に、いろいろな形でリンクし

強制力をともなう倫理観として教え込まれ、支配していた。

忠のためだと言われれば

「嫌だ」と言えなくなるという事です。

嫌だと言えば非国民として、村八分です。

そのルールの中でしか生きられないというのだから

これは困ったものではないのでしょうか?

権力が本気になると、このような事をしでかします。

そして、こんどはこのような権力に媚を売る連中が

自然に生まれてルールの中でイジメを始める。

些細な事でルール違反だと指摘しイジメを楽しむ。

(たとえば、今おまえ、奉安殿に礼をしなかっただろと

殴られるわけです。)

小学生のイジメや文革のときの紅衛兵となんら変わりがありません。

国に対する忠誠心がルールとなり、これを遵守することで評価され

それが、出世や進学のポイントになったとしたら

どんな世の中になるでしょう。

また、人間はいわゆる大義に殉じ、

大義があれば人を殺める事にさえ、

ためらいがなくなります。そういう生き物です。

そんな過去がつい数年前までも世界中で起きていた。

あまりマスコミは取り上げませんが民族浄化など

いまだに起きています。

教育問題はとても重要な問題で国の根幹にかかわるものです。

日教組による左翼教育にしても反権力だけでは、

ことの真相が暗闇の中です

彼等が支持していた北朝鮮や、文革時の中国で

何が起きていたかは今や自明の事なのに

それに対する反省は未だ聞こえてきません

権力に対する反権力は実はさらに酷い物だった

皮肉なことですが、

かつての左翼運動家達が構成している

民主党の今の姿も同じにしか見えません。たとえ

ものの本質が見えていても何も言えないのでしょう。

それが権力という物なのかもしれません。



過去は過去として、左翼教育の揺れ戻しとして

教育勅語を主張するなら、それなりの過去の功罪を

もう一度検証し、どうすれば日本の未来が明るくなるか

一過性の話題ではなく未来のための課題として

第三の権力であるマスコミにも取り上げて欲しいものです。


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