2011/06/16:ブログ

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2011-06-16 23:47:58 0 Comments

なんども掲載させて頂いている武田先生の書かれた記事ですが

凄い先生ですね。以下にまたコピーを載せさせて頂きます



本当のことを「風評」という不誠実な政府




当たり前のことですが、「風評」というのは、実際には無いことをウワサで広めて、損害を与えることです。
誠実な社会、安心して住める街では、風評のようなものはできるだけ排除して気持ちの良い生活を送りたいものです。
しかし、福島原発が起こって以来、日本政府は、もともと風評ではないものを風評と言って、国民や「正しいお母さん」を苦しめています。
・・・・・・
日本は法治国家ですから、どのくらい放射性物質が入っていていれば注意しなければいけないという限界が決まっています。
それを「クリアランス・レベル」といい、法律でもしっかり決まっていて、それに反すると懲役1年以下の刑に処せられます。
クリアランス・レベルは「1年に10マイクロシーベルト以上の被曝になる可能性のあるもの」です。だからたとえば、食材ですと、日本人は一日あたり平均1.4キログラムの食品を食べるから、
1年に10マイクロシーベルトを越えない量
=「この食品には放射性物質は含まれていないと行って良いレベルですと言える量」
=0.01÷(0.0073×1.4キロ)
=1ベクレル
となります。
・・・・・・・・・
つまり非常におおざっぱに言うと、
●1ベクレル・・・「このものには放射性物質がついていない」と言える量
●10ベクレル・・「放射性物質は入っているけれど、我慢できる」量
●100ベクレル・・「この食品や物品に触れるだけなら、我慢できる」量
ということになります。
「クリアランス・レベル」という概念は、誰(幼児も)がさわっても、放射線を気にしなくても良いということですから、1ベクレル並です。
次に、放射性物質は入っていても「我慢できる」というのは、1年0.1ミリシーベルトぐらいで、日本のかつての水道の基準でした。つまり「日本人は水だけを飲んでいるわけではないので、水道は1年1ミリの基準の10分の1で行く」ということです。
そして、多くの食品などの基準値になっている100から300ベクレル程度の値は、「空間も綺麗で、水も汚染されていないけれど、この食材や物品だけが汚染されていたら、ここまで我慢できる」ということで、他の被曝と「足し算」しないときのレベルです.
・・・・・・
今、政府が「風評」と言っているのは、数100ベクレルの放射性物質が入った食材や物品を「放射性物質が入っているからイヤだ」というのが「風評」だというのです。
自分(政府)が決めたことを「守ろう」とすると、政府がその人に「風評被害を拡大するな!」というのですから、完全な言いがかりで、まるで政府がアウトローのような感じです.
また、マスコミは「政府が言ったから」という理由で、やはり「正しいことをしようとしているお母さん」を「風評を拡大する」と批判していますが、マスコミの記者さんもすでにおかしいことに気がついているのですから、控えてもらいたいものです。
・・・・・・・・
私は「愛する家族、信頼できる友、誠実な社会、誇りを持てる日本」と言っていますが、政府は「誠実さ」において「先頭を切ってもらいたい」と願います.
また農業や漁業の人が、後ろから圧力をかけているとすると、これまで「消費者ためにこだわりの食材」と言っておられたのですから、これも「誠実な社会」を作るために自粛して欲しいと思います.
(平成23年6月16日 真昼 執筆)

武田邦彦


2011-06-16 22:39:02 0 Comments

きょうソフトバンクの社長と首相の姿がテレビに

映っていました。首相が辞めない理由はここにあるのかと

二人の満面の笑みをみて妙に納得させられる一場面でした

二人の関係がついに漏れ出てきたようです。

本当に恐ろしい関係です。

もともと国境を無くす理想にかられた

鳩山さんと(多分この理想は婦人のものです)

北朝鮮礼賛、文革礼賛の左翼政治家の

集まりが民主党の姿です。

そこになぜか松下政経塾出身の議員さんたちが

絡んでいる。自民党にもいる。

震災から3ヶ月、彼らの言う暴力装置の自衛隊に

汚れ仕事をさせ、国がやるべき事を国民の善意に

おんぶにだっこし、ボランテアを奨励しているのが

現状です。人の善意を悪用しているとしか言いようがありません

マスゴミもそうゆう善意の姿の裏にある政府の怠慢に対し

なぜハッキリとものを言わないのでしょうか?

飼いならされた第三の権力は卑しい走狗でしかありません。

とても卑しい。


2011-06-16 10:34:58 0 Comments

本日の武田邦彦先生のホームページからのコピーです。





東京のお母さんへ・・テレビの解説は間違っていましたので注意




今朝のテレビは一斉に「東京都が行った都内の放射線測定」を報じていました。
原発事故の直後には、測定値も示さずに「安全だ、安全だ」と言っていた頃に比べると、「テレビは神様ではないから、安全かどうかはデータが必要だ」というレベルまで来たようです.
でも、大テレビが全国放送で流していた内容もずいぶん間違っていました。
1. データを使うようになった・・・進歩。
2. (データを使う)=(データは正確でなければならない)
ということまでは行っていない。
文化系の方の多いテレビ局としてはデータを使おうと思うようになっただけで進歩とも言えます.
・・・・・・
東京都の測定では、「空間線量」がおおよそ0.08ぐらいから0.35ぐらいになっていました。そしてそのデータの見方として、
1) 自然放射線が1年に1.5ミリシーベルト、
2) 人工放射線の限度が1年1ミリシーベルト、
3) だから合計1年に2.5ミリシーベルトまで良い、
4) 従って、これを365日×24時間=8760時間で割って、
5) 1時間に0.285マイクロシーベルトまで良い。
と言っていました.
学生の答案なら20点というところでしょうか。
筋道は間違っていないのですが、結論が大きく異なります。
これで、基準を決めたら都民は基準以上の被曝をして健康を害するかも知れないので、最後の結論が正しいことはとても大切です.
厳密な先生なら「決定的な間違いがあるから0点」と言われるかも知れません。
それが朝早くから、全国ネットの巨大番組で流れ、さらには日本で一流の解説者が付いているのですから、まだまだという感じです.
東京のお母さんは、間違えないでください。
テレビが故意で間違ったのか、勉強不足だったのか判りません.
テレビは間違えても被害が出ませんが、お母さんが間違えるとお子さんに害が及びます.
・・・・・・・・・
決定的な間違い。
1) 1年間1.5ミリシーベルトの「自然放射線被曝」は、その3分の2が内部被曝で、空間線量からの外部被曝は約3分の1だから、0.5ミリシーベルト。
2) 1年間1ミリシーベルトの法律で定められた「我慢できる限度」は内部被曝を含んでいるから、放射性物質が含まれる野菜、魚などが出回っている状態では、内部被曝を2分の1にするのが適当。
つまり、東京都が測った空間線量に相当する「被曝限度量」は、自然放射線からが0.5ミリ、人工放射線が0.5ミリですから、合計1.0ミリシーベルトです。
これを8750時間で割ると、1時間0.11マイクロシーベルトです。
計算値というのはいくら考え方が「おおよそ」合っていても、結果が2倍以上の違うのではダメなのです.
【正しい答え】
東京との測定の内、1時間に0.11マイクロシーベルト以上の地域は法律的に違法状態にあり、子供の健康に障害を及ぼす可能性がある。
(このブログで、今まで示してきた値です。)
内部被曝を入れた値を使い、外部被曝の測定値を使った番組は、明日の朝の番組で修正するかどうかが、その番組の誠意を示すバロメーターになるでしょう。
・・・・・・
ところで、マスコミも福島原発事故が起こった直後には、東京も放射線の強いところは1時間で1マイクロシーベルトを越えていました。
その時に「健康に影響はない」を繰り返して来ました。
その中でも、受診料を取っているNHKなどは福島の記者を「健康に危ない」として総員引き上げを指示した一方で、番組でお金をもらって居る視聴者に「安全です」を繰り返しました。
でも、このことは、多くの記者さんは釈然とせず、なぜ間違ったことしか報道できなかったのかと苦しんでいます.
マスコミも「事実を伝えよう」という気持ちと、「公的なデータなら責任を問われない」という二つの間で揺れ動いているように見えます.
今朝の報道も同じでした。
東京の線量については、すでに民間で多くのデータがありますので、せめてそれらを比較しながら東京都のデータを紹介すべきだったでしょう.
また、3月下旬はどのぐらいだったかについても報道し、線量が高いときに肝心のデータを出さなかったことに対して、解説者でも良いので、少しの言及や謝罪をする良い機会だったと思います.
明日の番組では訂正をしてください。それが放送の誠意というものです。
(平成23年6月16日 午前9時 執筆)

武田邦彦


2011-06-16 08:59:24 0 Comments

少し昨日の補足ですが

今回の原発事故での直接的被害を受けている地域を調べてみると

直接の支配は、相馬藩、平藩の領土であり

会津藩とは関係はありません

相馬藩は奥羽越列藩同盟に調印したものの

明治政府に恭順をしめしほとんど血を流しませんでした

(不思議な事に麻生太郎さんの妹さんの御主人のご実家だそうです)

江戸末期平藩(磐城平藩)第5代藩主案藤信成は

桜田門外の変のあと老中として幕政を指導し

開国路線 公武合体を推進し皇女和宮との降嫁を決め

坂下門外の変で失脚したが

最後まで佐幕派として戦った藩です

震源地で一躍有名になった浜通りは南部は平藩

北部は相馬藩の領地です


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