2012-04-03 23:24:43 0 Comments
鑑定法についてですが、同じ元命式なのに
出て来る結果の違いはどこにあるのでしょうか?
最近思うのですが、鑑定には
点の鑑定 線の鑑定 面の鑑定 立体の鑑定等々。
鑑定する視点の違いにより、
大きな差異が出て来るのものだと思い初めています。
例えば、通変性を主に見る先生は、正官という
通変性があるだけで、吉の命式と相談者に伝えるし
正官に吉星がつけば望外の出世ができると
推命術という根拠をもとに相談者を喜ばす鑑定ができます。
これはこれでアミューズメントとしての価値はあると思います
たとえば青少年や、子供の将来を見て欲しいと言う本人や
親に対しては、喜んでもらえるし、おおいに褒めてもらえる
鑑定になります。ところが、
ある程度人生を味わった者にとっては詐欺師としてしか
映りません。
鑑定と現実が違うのだから当たり前の話しです。
なぜ、そうなるのでしょうか?
「群盲象を評す」ここにその答えがあると思います
つまり、その人の全体を見る事が出来ず、
点で見たり、線で見たり、面で見たりしているうちは
本質が何も見えてきません。
それでは人の本質とは何でしょうか?
いくつになったら結婚出来るとか
いつごろになれば財運が巡ってくるという程度の
推命学とは雲泥の差がこの辺りにあります。
人の本当の姿を見る事はとても厳しい。
しかし、その本質を見極めなければ
救いの手段を講じる事はできません。
人の本質は何か?
これが私の学んだ推命学であり、
教えている推命学です。
いたずらに難しい学問的なことも言いません
いたずらに吉の星を崇拝する事もありません
ただ、リアルに人の心を解析し
そのデーターをもとに処方箋をつくる
そして、相手にも理解出来る、普通の言葉で
現実的な対処法をお伝えするのが洗心庵の鑑定です
言葉の背景にどれだけの事柄が隠されているのか
ご推察下さい。
教室の生徒さんも同様に、知り得たことを全て
相手に告げるような愚行はせず、どうすれば
その人を生かせるか言葉を選んで下さい
私どもの鑑定には活殺自在の力があります
鑑定が正しくても相手を殺してしまえば
意味がありません。
私もまた修行の過程ですが「相手活かす鑑定」
初級の学習者も、ベテランの学習者でも
共通する課題として心に刻むべきものですね。
学んだ事を活かすも殺すも自分次第です。